アクリテック(ACRYTEC)|株式会社菱晃

アクリル樹脂のお手入れ

アクリル樹脂取り扱いの注意点

アクリル樹脂はガラスに比べ光線透過率が高く、優れた衝撃安全性を有する熱可塑性樹脂ですが、ガラスに比べ他のプラスチックと同様、表面が柔らかいので傷が付きやすく、有機溶剤に侵され易い欠点がありますので、取り扱いについては次の点に注意してください。

1)キズ、破損に対する注意

アクリル樹脂の表面硬度はプラスチックの中では硬い方ですが、アルミニュウムと同程度ですので、取り扱い中のキズに対しては注意を払う必要があります。金属の尖った部分などを強く当てて引きずると修復しても形跡や光学歪みが残る事があります。

2)溶剤に対する注意

アクリル樹脂は溶剤により表面が侵され、クレージング現象(表面に発生する微細な亀裂)を起こす事があります。特にトルエン、各種の速乾性シンナー類が多く含まれている芳香族炭化水素系の溶剤、酢酸エチル等のエステル類、アセトン等のケトン類の溶剤により、クレージングを起こし易く、大きなクラックを発生する事があります。これらの溶剤は塗料、コーティング剤、接着剤、各種プライマー等にはほとんど含まれていますので、アクリル樹脂に直接触れないよう注意が必要です。又、これら溶剤の蒸気によっても、長時間さらされますと同様にクレージングを起こす事があります。

3)熱に対する注意

アクリル樹脂は100℃以上に熱せられますと変形する性質がありますので、80℃以上となるような環境下に置かないで下さい。工事中の溶接の火玉、タバコの火、照明ライト、特に写真やビデオ撮影時のスポットライトには十分注意してください。

4)清掃時の注意

アクリル樹脂の表面にホコリ、ゴミ、油膜などが付着した場合の清掃方法としては、柔らかな布、ネル、スポンジを用い、きれいな水を使用して、軽く拭き落としてください。その場合、ホコリ、ゴミの中には硬い異物が含まれている場合がありますので、最初に軽く払い落としてから拭く事をお勧めします。油膜などの取り難い汚れは、中性洗剤入りのぬるま湯で拭く事をお勧めします。中性洗剤の中には成分として溶剤が入っているものがありますので、溶剤が含まれていない事を確認してください。固着したテープ類の糊などの取れ難い汚れに対し、トルエン等の溶剤を用いますと、ひび割れを起こす恐れがありますので、絶対に使用しないで下さい。又、ヘラ等を用いて擦りますと傷の原因になりますので避けて下さい。テープ類、特にガムテープの糊は時間と共に取れにくくなりますので表面に付けない様注意して下さい。通常、糊残りはぬるま湯を柔らかな布に浸して擦る事で取れますが、しつこく固着した場合は、プラスチッククリーナーを布に塗布し、表面を軽く擦って取るようにしてください。

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